プロペシアの効果はAGAの改善

公開日
2019年9月10日
更新日

プロペシアの効果はAGAの改善

今や成人男性の5人に1人は薄毛の悩みを持っています。生え際や頭頂部などが危うくなってきたならAGA・男性型脱毛症かもしれません。遺伝もありますが、男性ホルモンのジヒドロテストステロンが大きく影響しているのです。

男性ホルモンテストステロンが頭皮にある5αリダクターゼという酵素と結びつくと、ジヒドロテストステロン・DHTへと変化します。DHTは毛乳頭にあるアンドロゲンレセプターと結合し、脱毛因子を増やすのです。これが毛乳頭や毛母細胞に脱毛を指令し、抜け落ちる毛の量が多くなり薄くなっていくわけです。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、ジヒドロテストステロンの生成を妨げる役割を果たしてくれます。DHTが作られなければ脱毛因子も増えません。その結果、また髪の毛が増えてくるのです。

生えてきたからと安心して、プロペシアの服用を止めてしまってはいけません。再度DHTが作られて脱毛因子が増え、薄毛の進行が始まります。そういった意味では、AGAの完治を促す治療薬ということではなく、まだまださまざまな機関で研究は続けられているのです。

プロペシアは前頭部の薄毛には効きにくい

5αリダクターゼや男性ホルモンレセプターは側頭部や後頭部にはほとんど存在しません。薄毛が頭頂部や前頭部から始まっていくのはそのためです。地毛植毛でも、後頭部などから取って移植されるのです。

薄毛は、薄くなっていく時の様子をアルファベットに見立てて、O型やU型・M型などでタイプわけされます。そのうち前髪の生え際からMの形に後退していく進行パターンをM型と呼びます。発毛効果の高いプロペシアですが、M字の方に関しては効果があまり無かったり現状維持に終わることもあるため、注意しましょう。プロペシアが作用するのは毛乳頭に多い2型のリダクターゼのみ、皮脂腺に多く存在する1型には意味をなさないのです。M字付近は1型の場合が多いです。そのためジヒドロテストステロンになり脱毛因子が作られてしまいます。

1型・2型共に抑制できるザガーロの方がおすすめです。M字はまた違った対応の仕方が必要と知っておけば、無駄な費用を費やすことはありません。前髪の生え際であっても2型が多ければプロペシアでも効果が得られます。AGAの治療院にて専門の医師と共に最適な治療法を考えるようにした方が良いでしょう。

前頭部を治したい人はミノキシジルローションを使用する

プロペシアだけでなく、ミノキシジルローションを併用するのもおすすめです。プロペシアが脱毛のブレーキ役を果たしてくれて、ミノキシジルが発毛のアクセルになってくれます。同じ効果のある薬というのは普通の医薬品であれば重複投与はしません。この場合は、作用機序が異なるため身体への負担は少ないです。2つの薬を併用することで、脱毛の抑制とともに、発毛を促進させられます。

ミノキシジルを使用することで、毛根に続く毛細血管が拡張され血液量が増加します。新たな毛細血管も作り出されることから、猛攻への栄養補給が十分にできるようになるのです。ヘアサイクルの異常が起こり、脱毛因子ばかりが多く作られている現状をストップさせます。その上で成長因子を育て上げれば、抜け毛を防げるだけでなく、よりフサフサにしてくれるはずです。

一般の病院の皮膚科だと併用投与はされないところがほとんどです。希望されるのであれば、専門クリニックを受診しましょう。ただし、体質や持病によっては服用が禁止されることもあります。特定成分に効果が弱いという方もいます。その場合には、他の代替治療薬・治療方法を共に探してくれるでしょう。完治させる薬はできていませんが、薬を続ける限りは今の状況を変えることは可能なのです。